ももいろクローバーZ(ももいろクローバーゼット)プロフィール

ももいろクローバーZについて調べました。

 

ももいろクローバーZ(ももいろクローバーゼット)は、百田夏菜子・玉井詩織・佐々木彩夏・高城れにからなる日本のガールズユニットである。スターダストプロモーションの中のSTARDUST PLANETという部門に属し、姉妹グループに私立恵比寿中学・TEAM SHACHI・たこやきレインボーなどがいる。

2014年には、国立競技場でのライブ(コンサート)を女性グループとしては初めて行い、2日間で11万人を動員。2016年にはライブの年間動員数が63.6万人となり、女性アーティスト1位を記録した(2014年に続き2度目)。

メジャーデビュー年の2010年には6人組、翌年には5人組、そして、結成10周年を迎える2018年には4人組となり、結束力の強いパフォーマンスや天真爛漫なキャラクター性などを特長として、モノノフと呼ばれる独自のファン層を擁する。

女優としても活動し、グループ主演の青春映画『幕が上がる』においては日本アカデミー賞などを受賞。

愛称はももクロ、ももクロちゃん。Zの文字を宙に書いて指を突き出すポーズを常用する。





 

ももいろクローバーZ
The Diamond Four.png

4人のメンバーの結束を示すロゴタイプ
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
ロック
オルタナティヴ・ミュージック
活動期間 2008年
レーベル EVIL LINE RECORDS
キングレコード
事務所 スターダストプロモーション
公式サイト https://www.momoclo.net
メンバー 百田夏菜子
玉井詩織
佐々木彩夏
高城れに
主な作品 アルバム『AMARANTHUS
シングル「行くぜっ!怪盗少女
映画『幕が上がる
ドキュメンタリー『はじめてのももクロ

 

概要
「ピュアな女の子が、幸せを運びたい」という意味を込め、ももいろクローバーとして2008年5月17日に結成。グループの進化を目指し、2011年4月11日にはももいろクローバーZに改名して現在に至る。
結成当時は全員が学生であったため、週末ヒロインと称して土日を中心に活動を開始。メンバーは所属事務所内から選抜されたものの、“本当に有望な人材というわけではなく努力が必要”だと判断され、メディアに取り上げられることのないライブアイドルとして、数人の客を相手に路上ライブからのスタートを強いられた。
その後も、ワゴン1台で車中泊をしながら全国各地のヤマダ電機を回り、店先で踊ってCDを手売りするなど数多くの下積みを経ており、メジャーデビューまでに約2年を費やした。今でもライブでは、ファンへの感謝を深く長いお辞儀で表すシーンが度々見受けられる。
5人時代のパフォーマンス
ひたむきで気力あふれるライブパフォーマンスが特徴。数々の試練にも笑顔で、そして全力で立ち向かう姿勢が評価されている。そのスタンスと呼応するように持ち歌には、夢や情熱を感じさせる応援ソングが多い。
激しいダンスと相まって歌声が安定しない面もあるが、口パクに頼らず“生歌”でライブを行う。また、ステージに向けて歌詞を表示するプロンプターも使用しない。
水着など露出度の高い衣装は着ず、握手会などの接触系イベントも実施していない。CDにイベント参加券などの特典を封入しないことから、シングルの売り上げは最高で10万枚前後に留まるものの、ライブに軸足を置いて活動し、動員数は60万人を超える年もある。2014年と2016年には女性アーティスト1位を記録した。
映像外部リンク
スタジアムライブの模様 – YouTube
グループのコンセプトとして「和」を掲げており、神道や仏教などの要素をライブ演出に取り入れるケースが散見される
ロックファンからも評価される傾向にあり、布袋寅泰・高見沢俊彦(THE ALFEE)らから楽曲提供を受け、アメリカのロックバンド・KISSとのコラボシングルもリリース。綾小路翔(氣志團)やhyde(L’Arc〜en〜Ciel)主催のロックフェスに毎年招聘されており、国際的なハードロック・フェス『オズフェスト』への出演経験もある。
なお、YOSHIKI(X-JAPAN)は自身のインターネット番組でももクロと『紅』をセッションした際、メンバー4人のボーカルにオーラがあると述べた上で、「上手い人なんていくらでもいると思うんですよ。でも人の心を打てるという人はそんなにいない、それは別にどういうスタイルであっても。そういうものを持ってるから、すごい長い、こうやって10年間も(グループを)やってきたんじゃないかなと思いますよね」と評している。
夢の変遷
まだ色分けはなく、全員“ももいろ”の衣装でパフォーマンス(2008年)。ファンはほとんどおらず、物珍しさに見物人が取り囲む
2008年の結成後、路上ライブを行っていた代々木公園はNHKホールに隣接していたため、紅白歌合戦への出場、という夢を抱くこととなった。
メジャーデビュー発表会見では、紅白とともに日本武道館でのライブ開催を目標として宣言。同時期にDVDで観た嵐の国立競技場公演にも感銘を受け、デパートの屋上でライブを行った際には国立をイメージした舞台を設営するなど、より多くの人前で歌を届けることを夢見ていた。そして長く愛されるグループとして前述の嵐やSMAP、ザ・ドリフターズのような存在を女性グループとして目指し始める。
数年をかけてさいたまスーパーアリーナでのライブを実現し、客席数の面からは“武道館の目標”に到達。そして、アルバム『バトル アンド ロマンス』がCDショップ大賞(全国の店員による投票で決定)を受賞し、グループの存在が一般的に知られるようになった。その後、目標の日本武道館でのライブが実現し、悲願であった紅白歌合戦出場も果たした。
紅白出場の翌日には、国立競技場でのライブ開催を、正式に次の目標として宣言。さらに、2020年のオリンピック開催地が東京に決まると、メンバー全員が祝福のコメントをブログで発信するとともに「開会式で歌いたい」という夢も掲げた。
国立競技場は改修される運びとなっていたが、工事開始直前の時期に“ライブ開催”の夢は実現。女性グループでは初の快挙となり、2日間で11万人が来場。夢のきっかけとなったグループである嵐からは、櫻井翔が鑑賞に訪れ祝福した。
ライブ中にメンバーらは、以前から掲げていた同じ仲間で末永く続けられるグループになりたいという思いを観客に向けじっくりと語った。その際にリーダーの百田夏菜子は、夢について以下の様に述べている。
    国立でライブをするのも、国立でライブがしたいっていうだけじゃなくて、たくさんの人に私たちのライブを観て笑顔になってほしいっていう思いで、大きな会場でやりたいなあって思ってます。
    私たちは大きな会場でやりたいから、やってるわけじゃないんです。会場をゴールにしてたら、大きな会場でやったらそれで終わりみたいになっちゃうけど、私たちは、みんなの笑顔が見たくて、それにくっついてきて、大きな会場でやりたいっていう感じで……
    みんなに笑顔を届けることにゴールはないと思うんです。だから、みんなに笑顔を届けるためにこれからも私たちはずっとずっといろんなことをしていきたいなって思います。
    私たちは、天下を取りに来ました。でもそれは、アイドル界の天下でもなく、芸能界の天下でもありません。みんなに笑顔を届けるという部分で、天下を取りたい。そう思います。これからもずっとずっと、みんなに嫌なことがあっても、私たちを観て、ずっと笑っててほしいです。
もう1つの夢であるオリンピックとの関わりについては、「それぞれの国の文化を知る良い機会。若い世代として私たちも協力したい」とメンバーは述べており、女子レスリング・吉田沙保里とのトークショー(2017年)では、“東京オリンピックでの再会”を約束している。
それまでにおいても、ジャンルの垣根を越えた様々な活動を行ってきており、現職の内閣官房参与である飯島勲と政治をテーマにトークライブをしたり、メンバーの提案で東日本大震災の被災地である宮城県女川町との交流を続けたりしている。
メンバー
    人物像やエピソードについては個別のページを参照
赤色 – 百田夏菜子(ももた かなこ)- 24歳
    リーダー
    ボーカル・ギター担当
    NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演、アニメ『かいけつゾロリ』やハリウッド映画『ブラックパンサー』の日本版では声優を担当
黄色 – 玉井詩織(たまい しおり)- 23歳
    ボーカル・ピアノ・ギター担当
    NHK連続ドラマ『女子的生活』のメインキャスト、『スカパー!音楽祭』の司会、『世界空手道選手権大会』のナビゲーターなど多方面で活動
ピンク色 – 佐々木彩夏 (ささき あやか)- 22歳
    ボーカル・(エレキ)ギター担当
    ライブの演出を担当することも多く、2016年以降は横浜アリーナなどで自身のソロコンサートを企画・開催
紫色 – 高城れに(たかぎ れに)- 25歳
    ボーカル・ベース・ギター担当
    2015年にメンバー初のソロコンサートを行い、2016年からレギュラー番組『高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!』のパーソナリティを担当
※現体制においては、いわゆる「センター」という役割は存在しない。2011年4月10日まで早見あかり(青色)が、2018年1月21日まで有安杏果(緑色)が在籍。インディーズデビュー前には伊倉愛美・柏幸奈・高井つき奈・藤白すみれ・弓川留奈・和川未優が在籍していた。(#歩みも参照)
主なサポートメンバー
大規模なライブでは、その道のプロを集めた『ダウンタウンももクロバンド』による生演奏でライブが進行する。以下は、複数回出演したことのあるメンバーである。(2018年8月現在)
    武部聡志 – 音楽監督[注釈 1]
    宗本康兵 – バンドマスター、キーボード
    浅倉大介 – キーボード
    村石雅行 – ドラムス
    柏倉隆史 – ドラムス
    神保彰 – ドラムス
    安達貴史 – ベース
    浜崎賢太 – ベース
    佐藤大剛 – ギター
    大渡亮 – ギター
    TAKUYA(元JUDY AND MARY) – ギター
    西川進 – ギター
    清水俊也 – キーボード
    本間昭光 – キーボード
    Ayasa – バイオリン
    竹上良成 – サックス
    竹村直哉 – サックス
    村瀬和広 – サックス
    小澤篤士 – トランペット
    小林太 – トランペット
    竹内悠馬 – トランペット
    ルイス・バジェ – トランペット
    榎本裕介 – トロンボーン
    鹿討奏 – トロンボーン
    半田信英 – トロンボーン
    ヒダノ修一 – 和太鼓
    朝倉真司 – パーカッション
    福長雅夫 – パーカッション
    若森さちこ – パーカッション
    加藤いづみ – コーラス
    marron – コーラス
ファン
特色
働き盛りの世代や、今までアイドルに興味のなかった層が取り込まれているのが特徴。
映像外部リンク
女性ファン限定ライブの模様 – YouTube
女性ファン限定ライブが日本武道館や大阪城ホールにて、1万人規模で開催されたこともある。2015年に開催された親子連れ限定ライブには、下は0歳から上は86歳まで幅広い年齢層の客が来場。
2017年にはキッズ向け番組『ぐーちょきぱーてぃー』がスタートし、通常のライブにおいても親子連れ専用の「ファミリー席」や授乳所が設けられるように。また、高齢者やビギナーが座って観賞するための「着席指定席」も導入されており、年代や性別を問わずに支持が広がっている。
中でも熱心なファンはモノノフと呼ばれる(“武士”の訓読み)。これは、近年の「アイドル戦国時代」と言われる状況下で発生した呼び名であり、メンバーやスタッフも使っている[注釈 2]。
多くのファンにとってメンバーは、「疑似恋愛の対象」というよりも「キャラ性と人間性の魅力に浸り、語り合える対象」になっていると、経済産業省情報分析官の境真良が見解を示している。
そうした背景もあり、握手会などの接触系イベントが行われておらず、メンバーの恋愛を規制するルールも示されていない。また、本人たちや運営サイドからは、「ももクロの活動にはゴールがない」として、将来的にグループを続けながらメンバーが恋愛・結婚する方向性も示されている。
メンバー間の“競争”よりも“連帯”を重視したグループということもあり、ファンは特定の推しメン(好きなメンバー)を応援する際に、箱推し(グループ全員が好きな状態)を前提とするのが特徴である。
なお数万人規模でのライブ開催時に、ファンによる会場周辺へのゴミの投棄がほとんど無かったことから、開催地の自治体が感謝のコメントを公式サイトに掲載したという例もある。
各界からの支持
田中将大がヤンキースタジアムで登板する際には、ももいろクローバーZの楽曲が場内に流れる
芸能界やスポーツ界にもファンが見受けられ、メジャーリーガーの田中将大に関しては、妻の里田まいと共にライブへ足を運ぶほどである。2017・18年に日本一となった福岡ソフトバンクホークスにおいては、主に4番打者を務める柳田悠岐やエースの千賀滉大、石川柊太らファンを公言する選手が数多く在籍している。
また、メンバーがプロレス・格闘技を意識したパフォーマンスをすることがあり、その方面からの支持も厚い。
他にも様々なプロの競技においてファンが点在しており、グループの楽曲が練習時のBGMなどに採用されることもしばしばある。
学術の世界においても、安西信一(東京大学准教授)や清家竜介(早稲田大学助教)らがファンであることを表明し、グループを評論した本を執筆し話題となった。また、片山正通(武蔵野美術大学教授)も同じくファンを公言し、メンバー5人を大学に招いてクリエイティブ・ディレクターの立場から特別講義を行ったことがある。
さらに、2016年まで文部科学大臣を務めた馳浩もファンを表明。馳の地元である石川県でライブが行われた際には、自費でチケットを購入し観に行ったほどである。
独自の創作・配布文化
ファンが、メンバー・グループをモチーフにしたイラストや雑貨などのグッズを創作することが非常に盛んである。中には、これらの作品を多量に制作しTwitterなどで告知の上、ライブ会場にて配布するファンも多く、独自の文化を形成している。配布は運営サイドとの信頼関係のもと必ず無料で行われ、材料費なども全て自己負担の上で「分け与える」という行いそのものが目的となっている。
これらの作品を一同に展示するイベントが有志によって開催されることもあり、プロデューサーの川上アキラが激励に訪れたこともある。このイベントに参加した漫画家の所十三は、「絵心を刺激し創作意欲を駆り立てるアイドル『ももいろクローバーZ』…只者ではありません」と述べている。
主要なライブ
国内アーティストとしては珍しく、ライブDVDがレンタル店でも扱われている(*印の作品のみ)
一覧
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女優としての評価
メンバーは全員、北川景子・柴咲コウ・竹内結子らを擁するスターダストプロモーションに所属しており、ももいろクローバーの結成(2008年)以前から演技レッスンを重ねてきた。
2013年にはNHK『クリスマスドラマ 天使とジャンプ』でグループとしての主演を果たし、2014年にはゴールデンタイムの『悪夢ちゃん』スペシャルドラマに、主役の北川景子らとともに5人で出演した。
2015年には、踊る大捜査線シリーズで知られる本広克行監督がメンバー5人を主演に指名し、青春映画『幕が上がる』が製作された(他のキャストとしてムロツヨシ・黒木華・吉岡里帆らが出演)。第40回報知映画賞では本広克行監督の演出とメンバー5人の演技が認められ、両者に特別賞が贈られ、第39回日本アカデミー賞の話題賞やTSUTAYA映画ファン賞なども受賞。演劇というテーマや出演者に興味がない人であっても楽しめる作品に仕上がっていると、映画関係者・評論家らは評価をしている。
詳細は「幕が上がる」を参照
2016年には、メンバーの百田夏菜子がNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のオーディションを勝ち抜き、メインキャストを務めた。
歩み
2007年
10月に、事務所としては初となる本格的なアイドルグループを作るプロジェクトが始動。芸能3部の中から伊倉愛美・高井つき奈・高城れに・弓川留奈・和川未優の5人が選ばれた[注釈 3]。
2008年
メンバーが変更され、3月には伊倉愛美・高井つき奈・高城れに・玉井詩織・百田夏菜子・和川未優の6人となった。その後、グループ名をももいろクローバーに決定。
5月17日、川崎アゼリアで開催された『スターダスト芸能3部オーディション』の中で初お披露目となり、メンバー作詞の「あの空へ向かって」を歌唱。この日が公式の結成日となる。
7月から10月にかけて代々木公園の路上で、その後は飯田橋駅ビルの一角でライブを行う[注釈 4]。
当初はリーダーを高城が務めていたが、秋ごろに百田へ交代。理由は、高城が物事を真面目に考え過ぎて余裕がなくなってしまう状態だったため、一歩引いた立場の方が本人の色が出せると、運営サイドが判断したためであった。
この年には柏幸奈・佐々木彩夏・早見あかり・藤白すみれが途中加入し、伊倉・高井・藤白・和川がグループを去るなどメンバーの入れ替わりが激しく、暗中模索の状態であった[注釈 5]。
2009年
インディーズ・デビューシングル「ももいろパンチ」を発売するにあたって、ヤマダ電機の店先を借りる形で、初の全国ツアーを開催。24ヶ所の店舗で104公演の無料ライブを実施。夏休み期間はワゴンで車中泊をしながら全国を回り、毎日のように行っていた。照明設備のないまま日没となり、車のヘッドライトで照らしながらライブを続行したというエピソードもある。
この年に柏幸奈が脱退し、有安杏果が加入[注釈 6]。インディーズ2ndシングル「未来へススメ!」からは以下の6人でメンバーが固まり、客が名前を覚えていなくても識別しやすいようにと、イメージカラーも設定された(百田・早見・玉井・佐々木・有安・高城)。
しかし集客は困難を極め、秋葉原にて開催した5日間の公演も、最終日にようやく172席の会場が埋まる程度であった。
2010年
メジャー・デビューシングル「行くぜっ!怪盗少女」を発売。しかしテレビでほとんど取り上げられることがなく、出演のオファーがあった歌番組はNHK『MUSIC JAPAN』(アイドル特集の回)だけであった。他アイドルのファンにグループの存在が知られるきっかけにはなったが、一般層には浸透せずCDの売り上げも数万枚程度にとどまったため、この曲が世間に知られるのは後になった。
当時所属していたレコード会社は、業界の慣例として“3か月に1枚シングルをリリース”“売り上げを最優先”といった方針であったが、事務所側はこれに反発。音楽的な面白さを追求するため、このシングルだけで契約を解除し、自由に楽曲を作りやすい環境にあったキングレコードへと移籍した。
以降、同社の宮本純乃介が楽曲制作の指揮をとることになる。2ndシングル「ピンキージョーンズ」を皮切りにロックの要素を取り入れ、万人受けする曲調よりもオルタナティヴ・ミュージックやプログレが増えていったのはこのためである。
当時としては奇抜な演出で、注目を集め始める
ステージでのパフォーマンスも向上し、音楽イベント『TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)』などで他アイドルのファンを取り込むことに成功。
年末には初のホールコンサート『ももいろクリスマス in 日本青年館〜脱皮:DAPPI〜』を開催するまでになった。このライブから、数々のバラエティ番組や格闘技イベントを手がけてきた佐々木敦規による演出が始まり、プロレス会場さながらの煽りV(オープニング映像)などを導入。当日は1200席が満席となり、その光景を見たメンバーは次々に涙を流した。
2011年
新年早々にサブリーダーの早見あかりが、4月でグループを脱退することを発表。理由は、ももクロでの自身の存在意義やアイドルとしての適性について悩み続けた末、元々目指していた女優の道に進もうと決意したためであった。
メンバーの精神的な支えでもあり、ライブではMC(進行役)を任されるなど欠かせない存在であったが本人の意志は固く、『4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事』にてグループを去った。
『春の一大事』の終演直後、スクリーンに突然このロゴを映し出す形で、改名をサプライズ発表
心機一転、グループ名を「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」へと改名。MC役の早見不在の状況を打破すべく、翌日からの一週間は『ももいろクローバーZ 試練の七番勝負』と題して、各界の著名人とのトークバトルを毎日開催。バラエティ能力に関して様々な課題が浮き彫りとなった。
ライブにおいては、Zepp Tokyoで2時間公演を1日3回詰め込み、計64曲をパフォーマンスするなど、気力・体力の限界に挑戦する企画も行っていた。
夏には1stアルバム『バトル アンド ロマンス』をリリース。発売記念のフリーライブでは途中で曲が止まってしまうというハプニングが起きたが、5人はファンの手拍子と大合唱をバックにアカペラで最後まで歌いきるなど、実力の向上を見せた。
まだ無名の存在ではあったが、ゲリラライブで玉井詩織が「ここが、この場所が、アイドル界のど真ん中だ! お前ら、みんな付いてこい!」と絶叫するなど、パフォーマンスに磨きをかけていった。
さらに「他流試合」と位置づけて、当時のアイドルとしては珍しくロックフェスに出演したり、氣志團などとの対バンを行ったりしていた。さらに、全日本プロレスに武藤敬司の弟子として登場したり、Animelo Summer Live(アニメフェス)やLOUD PARK(メタルフェス)などアイドルファンの少ない“アウェイ”なイベントにも積極的に参加したことで、従来のアイドルとは異なるファン層を獲得。「モノノフ」という呼称が定着し始めた。
初の男性客/女性客限定ライブ『ももクロ秋の2大祭り「男祭り2011」「女祭り2011」』も実施。『ももいろクリスマス2011』を埼玉スーパーアリーナで開催するまでになった。
一方で、テレビ出演の機会にあまり恵まれず、世間におけるグループの知名度は低いままであった。「Z伝説 〜終わりなき革命〜」や「労働讃歌」などの奇抜なシングル、前述の1stアルバムもあまり注目されることはなく、いずれも数万枚の売り上げにとどまった。
2012年
レコード大賞などの音楽賞に全く縁のなかった1stアルバム『バトル アンド ロマンス』が思わぬ形で評価される。第4回CDショップ大賞において、全国のショップ店員による投票で、同アルバムが“最も売りたい作品”として大賞に選ばれた。
テレビ出演が一気に増え、4月からはニッポン放送でレギュラーラジオ番組『ももクロくらぶxoxo』が放送開始となった。
新たな挑戦は続き、『ももクロ春の一大事2012 〜横浜アリーナ まさかの2DAYS〜』では両日で全く異なるステージ演出を行ったり、『独占!ももクノ60分』といった変わり種のライブもシリーズ化。初のキッズ向けライブ『ももクロの子供祭りだョ!全員集合』や、初のドーム公演『ももクロ夏のバカ騒ぎ SUMMER DIVE 2012 西武ドーム大会』を開催し、公式ファンクラブも発足した。
しかし、全てが順調にはいかなかった。夏に坂崎幸之助(THE ALFEE)が主宰するイベントにてアコースティック楽器とのセッションに挑戦した際、メンバーは大きく音を外すなどして歌いこなすことができなかった。翌日のブログで謝罪の言葉を述べるメンバーもいるほどであったため、後日リベンジの場として、グループ初のアコースティックライブ『ももいろ夜ばなし』を開催。メンバーは周到な準備を重ねた上でフォークソングを中心に歌い切り、一定の成果を残した。
Nippon Budokan 1 Kitanomaru Chiyoda Tokyo.jpg
秋には、デビュー時から目標としていた日本武道館(写真)での公演を実現。ももクロ秋の2大祭り「男祭り2012-Dynamism-」「女祭り2012-Girl’s Imagination-」として各1万人を動員。布袋寅泰が楽曲提供した「サラバ、愛しき悲しみたちよ」も話題となり、MUSIC STATION(テレビ朝日)に初出演した。
そして年末には、結成以来の悲願であったNHK紅白歌合戦に初出場。2年前に発売された「行くぜっ!怪盗少女」は、この日初めてゴールデンタイムで歌われ、日の目を見ることとなった。
2013年
大きな夢を叶えた直後の元日、メンバーは国立競技場を訪れ、同所でライブを行うことを次の目標として宣言した。
しかし、大きな試練にも直面する。国際的なロックフェス『Ozzfest Japan』に出演が決まった際、過去同様のラインナップを期待していた一部のヘヴィメタルファンの不満が爆発し、プロモーターへの批判が殺到。当日はももクロファン必須アイテムであるペンライトの持ち込みが禁止されるなど、物々しい雰囲気となった。
だが、メンバーはあえてアイドル然とした衣装を身にまとってステージに登場。リーダーの百田夏菜子が「見てから決めろー! 今、目の前にいる私たちがアイドルだ! 今、目の前にいる私たちが週末ヒロイン ももいろクローバーZだ!」と叫びライブがスタートした。最終的にはロック雑誌『ロッキング・オン』が「彼女たちの全てを巻き込めるキャパシティを再確認させられたような気がしてならない」と取り上げるなど、パフォーマンスで一定の評価を得ることとなり、心配されていた混乱も起こらなかった。
詳細は「オズフェスト#ももいろクローバーZ出演の波紋」を参照
表現力に磨きをかけたことで、挑戦的なライブも数多く行われた。
2ndアルバム『5TH DIMENSION』を発売すると、メンバーが覆面の状態でトークもなしという趣旨のもと『「5TH DIMENSION」ツアー』を開催。さらには、仏教の“輪廻転生”の世界観を描いた『「GOUNN」ツアー』も行った。
また、『ももクロ春の一大事2013 西武ドーム大会』からは、武部聡志の率いる「ダウンタウンももクロバンド」を導入し、これ以降の大規模公演では生演奏でライブが進行するようになった。
夏には、単独の女性アーティストとしては初となる横浜国際総合競技場(日産スタジアム)でのライブを開催し、6万人を動員(ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE)。
スタジアム前の大階段で開演を待つファン
さらに冠番組『ももクロChan』の地上波放送がスタートするなど人気が拡大した。
だが時に、思わぬ形でバッシングを受けることもあった。社会学者・古市憲寿の著書『誰も戦争を教えてくれなかった』に収録された巻末対談にメンバーがゲストとして参加し、日韓関係・太平洋戦争などの話題に言及。韓国の食文化・美容・K-POPなどを肯定する発言をし、これがメンバーの真意と異なる形でネット上に取り上げられ、「ももクロは反日アイドル」といったデマが流れた。
なお、この本では、メンバー全員が「日本に誇りを持つ」「日本に生まれて良かった」と口を揃えており、事実 、グループとして“和”をモチーフにしたパフォーマンスを披露したり、「ももクロのニッポン万歳!」といった楽曲をリリースしたりしている。マネージャーの川上アキラは「ももクロは全く反日でも親韓でもありません」「面白おかしく書かれる隙を作ってしまったのは自分のミス」とマネジメントの反省点を挙げた。
一方で明るい話題も多く、この年からグループと宮城県女川町の交流がスタート。東日本大震災後に設立された臨時災害放送局・女川さいがいFMで、同世代の女子高校生がパーソナリティとして活動していることを高城れにが知り、「行ってみたい」と提案したのがきっかけ。5月15日に初訪問し番組に出演後、女川小学校を訪問しサプライズライブも開催。その後も、継続的に同町を訪問することになる。
そして迎えた年末、『ももいろクリスマス2013』にて、夢の“国立競技場ライブ”が翌春に実現することが発表され、メンバーはステージで泣き崩れた。
2014年
『ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会』を開催。同所でのライブは女性グループ初の快挙となり、2日間で11万人を動員した。掲げていた最大の目標を達成し、その後の展開に注目が集まる中、メンバーは2日目の最後に想いを語った。
    高城れに:夢を叶えたらまた次の夢があって。ももクロは絶対終わらないって、自信を持って、このメンバーとモノノフさんと一緒なら大丈夫だって、胸を張って言えます。これからも「私たちについてきて」じゃなくて、みんなで一緒に、同じラインに立って、肩を組み合って、何年後も何十年後も一緒にいたいなって思ってて。でもずっと一緒にいるってすごい簡単なことだけどすごい難しいことで、すごい奇跡で、なかなかできないことなんですよ。でも、もう、ここにいる人たちとか、ももクロを応援してくれてる関わってくれる人全員と一緒なら、その奇跡も起こせる自信があります。ここで誓ってもいいです。
    佐々木彩夏:こうやって私たちは夢を叶えてもらって、「ももクロが夢を叶えた」って思われがちだけどそうじゃなくて、みんなが叶えてくれた夢だから、すごいのは私たちじゃなくて本当にみんなだと思うのね。……もっともっとたくさんの歌やダンスをみんなに届けたり、もっとたくさんの場所でライブしたり、もっともっとたくさんのみんなに会いたいなって思うので、もっともっと私たちは、私たちのこの人生をかけて、ももクロにこの人生をかけて、がんばりたいと思います。
    玉井詩織:これからも皆さんの力と、私たち5人のこの力が合わされば、本当にどこにまででも行けちゃうんじゃないかなって思います。やっぱり、女性アイドルで、何十年っていう、ずっと、何十年も続いてるグループって見たことないじゃないですか。その道のりは険しいかもしれないけど、こうやってみんなで見えない道を作って、モノノフさんと私たちで新しい道を作って、ずーっと、ももクロを存在させ続けましょう!
    有安杏果:やさしさだったり愛だったりあたたかさだったり、スタッフさんも含め、本当に、ここにいるみんなの、あとここにいないライブビューイングの人や、全国のモノノフの皆さんのあたたかさが私のここ(胸)にすごく染みてます。……なかなかね、こうやって同じ会場にいれること、会えるのって難しいかもしれないんですけど、でも、絶対にまた……絶対に、また、みんなと一緒に会いたいなあって、すごく思います。だから、みんなにまた会えるように、これからもずっとずーっと、この5人と、最高のスタッフさんと、そして、みんなモノノフと一緒に、これからも一歩ずつゆっくり歩調合わせながら前に進んでいけたらなって思います。
    百田夏菜子:みんなに笑顔を届けることにゴールはないと思うんです。だから、みんなに笑顔を届けるためにこれからも私たちはずっとずっといろんなことをしていきたいなって思います。私たちは、天下を取りに来ました。でもそれは、アイドル界の天下でもなく、芸能界の天下でもありません。みんなに笑顔を届けるという部分で、天下を取りたい。そう思います。これからもずっとずっと、みんなに嫌なことがあっても、私たちを観て、ずっと笑っててほしいです。
        スピーチ全文は 音楽ナタリーの記事 を参照
その後、所属するキングレコード内でスターチャイルドから新設レーベル・EVIL LINE RECORDSへ移籍。中島みゆきが手がけた「泣いてもいいんだよ」のリリースや、CSでの新番組『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』のスタートなど、新機軸を打ち出した。
この年は、「日本一の夏祭りをつくる」をテーマに掲げたライブ『桃神祭』を初開催。さらにレディー・ガガの日本公演にオープニングアクトとして出演したり、警視庁の交番制度創立140周年記念式典では警視総監らの前でパフォーマンスを行うなど、活躍の場を広げた。
一方で、新たな試練にも直面した。翌年公開の青春映画『幕が上がる』の主役にメンバー5人が抜擢され、原作者で劇作家の平田オリザによる演劇の猛特訓を約25時間に渡って受講。撮影は連日、ライブやイベントの合間を縫って2か月という長期に渡り行われた。
この経験を活かして年末には、ミュージカル仕立てのライブにも挑戦している(ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会 〜Shining Snow Story〜)。
映像外部リンク
はじめてのももクロ – YouTube
ももクロに詳しくない層に向けて制作された、結成から2014年までのドキュメンタリー
過密スケジュールの影響もあって、紅白歌合戦の本番前日に有安杏果がインフルエンザを発症、1人出場辞退となってしまった。最年長の高城れには、ブログで「全員参加で有安を笑顔に」したいと表明。有安の着るはずであった緑の衣装は切り分けられ、出場するメンバー衣装にその一部として縫い付けられた。全員が緑のネイルアートをして出場、フォーメーションを変えず1人分のポジションを空けたままパフォーマンス。リーダーの百田夏菜子は曲終わりに、「次は5人で!」と叫んだ。
2015年
アメリカで開催されたAnime Expoでも、KISSのメンバーと共演
米国ハードロックバンド・KISSとのコラボ作品「夢の浮世に咲いてみな」を発売し、KISSの日本公演にも出演。その後、ロサンゼルスで単独ライブを行い4351人を動員するなど、国境を越えた活動で結果を残す。
春先には、5人が主役を演じた青春映画『幕が上がる』を公開。主題歌の「青春賦」がヒットし、ゴールドディスク認定となった。舞台化もされると、メンバーにとって初の挑戦であり表現に苦戦する場面もあったが、1か月27回公演を乗り切った。
メディア出演の幅が広がり、以前から親交の深かった笑福亭鶴瓶との共演でテレビ新番組『桃色つるべ〜お次の方どうぞ〜』が、初のFMレギュラー番組として『ももいろクローバーZのSUZUKI ハッピー・クローバー!』が、それぞれスタートした。
メンバー個人の活動も目立ち始め、高城れにがグループ初のソロコンサートを開催。佐々木彩夏は演出担当として、グループ初の親子連れ限定ライブや、月イチでのライブハウス公演『月刊TAKAHASHI』を手がけた。
秋に開催した『男祭り2015 in 太宰府』では、メンバーが太宰府天満宮本殿前の特設ステージで歌唱奉納も行った。しかしこの公演の実施にあたり、思わぬトラブルが起こる。
グループは2011年から女性客限定ライブと男性客限定ライブを交互に開催しているが、今回の『男祭り2015』に対して、「観客が男性限定というのはおかしい」と地元の人権団体から太宰府市に苦情の申し立てがあった。これを受け、太宰府市長が実行委員会に対し性別を限定しないよう要請するなど波紋が広がり、NHKの全国ニュースなどでも取り上げられた。実行委員会はこの件に関して「今回は男性限定という形になったが、ももクロとは複数年にわたり違う試みを企画している」と一部の取材に対して述べ、ライブは予定通り男性客限定で開催された。
この事案との関連性は不明であるが、グループが結成以来目標にし続け、3年連続出場していたNHK紅白歌合戦に落選となった。スポーツニッポンは「今年のももクロが『活躍』や『支持』を欠いたとは言い難い」と報じるなど、音楽関係者の間では疑問の声も上がった。グループは公式サイトでファンに向けて「私たちは私たちのやり方で、みなさんと一緒に“私たちの道”を歩き続けます。ど真ん中しか歩きません」と宣言[注釈 7]。女子SPA!の「紅白に出てほしかった歌手アンケート」では2位(1位はきゃりーぱみゅぱみゅ)となった。
逆境に立たされたものの、新たな挑戦は続いた。軽井沢スノーパークのゲレンデで、氷点下にもなる状況で3日に渡ってライブを開催(ももいろクリスマス2015 〜Beautiful Survivors〜)。大晦日には7時間近くに及ぶカウントダウンライブ『第一回ももいろカウントダウン ~ゆく桃くる桃~「笑顔ある未来」』を行い、歌・お笑い・トークショーなどを詰め込んだ複合型エンターテインメント・ショーを構築した。
年末から年始にかけ、5人が主役を務めた映画『幕が上がる』が公に評価され始め、日本アカデミー賞・TSUTAYA映画ファン賞・報知映画賞などを受賞した。
2016年
年明けに3rdアルバム『AMARANTHUS』と4thアルバム『白金の夜明け』を同時発売。音楽業界では珍しい、オリジナルフルアルバムの2作同時リリースという試みであり〝生と死とファンタジー〟をテーマに計20曲もの新曲が含まれた。各アルバムの世界観を再現するため、グループ初となる全国ドームツアー『DOME TREK 2016』も開催し、のべ25万2078人を動員。このツアーで有安杏果がドラムを、玉井詩織がピアノを初披露したのが象徴的であったように、「個」の活躍が目立つようになる。
この年、有安杏果と佐々木彩夏が自身初となるソロライブを横浜アリーナで行い、それぞれ1万人以上を動員。有安は作詞や作曲に取り組み、ミニアルバムもリリースした。
ライブを開催したニューヨークのブロードウェイ
秋には初の海外ツアー『アメリカ横断ウルトラライブ』を開催(ハワイ→ロサンゼルス→ニューヨーク)。佐々木彩夏が演出を務め、「日本の四季」をテーマに和太鼓や日本舞踊を織り交ぜたものとなった。現地の音楽ファンも数多く来場し、日本語はわからずとも涙を流す人の姿も見受けられた。
リーダーの百田夏菜子はNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のオーディションを受け、主演の座は逃したもののメインキャストとして出演。高城れにはラジオでの冠番組『高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!』をスタートさせ、玉井詩織は『スカパー!音楽祭』など複数のイベントでMCを務めた。
このため、5人がなかなか揃わないという問題が生じることとなった。そのため、一部のメンバーだけでも成立する企画としてトークイベント『ロケハン ~ももクロおおいにかたる~』を定期的に開催。一方で主要なライブはタイトなスケジュールの中でも例年通り行ったため、年間の動員数は63.6万人で女性アーティスト1位となった。
公的機関からのオファーも増え、文部科学省の主催する『スポーツ・文化・ワールド・フォーラム』でライブパフォーマンスを披露したり、『桃神祭2016 〜鬼ヶ島〜』や『ももいろクリスマス2016 〜真冬のサンサンサマータイム〜』には警視庁が家族を亡くした子どもたちを招待するなどした。
グループにとって新たな時代の幕開けとなったことから、それまでの集大成として、結成から7年間の成長を描いたドキュメンタリー作品『はじめてのももクロ -完全版-』や歴代の全てのミュージック・ビデオを収録した『ももいろクローバーZ MUSIC VIDEO CLIPS』、ウインターベストアルバム『MCZ WINTER SONG COLLECTION』をリリースした。
一方で、パフォーマンスに課題を残すシーンもあった。所属事務所の女性グループ8組が1対1で1曲ずつパフォーマンスを行い、観客の声援の大きさで勝敗を決めるイベントにて、後輩グループのチームしゃちほこに敗北を喫した。リーグ戦形式であったため最終的にはももクロの優勝となったが、百田夏菜子は「これからもみんなにいい背中を見せていけるように、しっかりと歩いていけたらと思います」と気を引き締めた。
2017年
『日経エンタテインメント!』が発表する、国内最大規模の人気度調査「タレントパワーランキング」において、ももいろクローバーZは「5年連続で女性アイドルグループのトップ」となった。正月三が日のタレント別出演CM本数でも、ももいろクローバーZが1位となった(スズキ「ハスラー」など220本)。
ファン層の拡大とともに、キッズ向けユニット「ももくろちゃんZ」名義での活動を開始。Huluでのレギュラー番組『ぐーちょきぱーてぃー』をスタートし、アルバムも2枚リリース。NHK『みんなのうた』に登場したり、八景島シーパラダイスや日本科学未来館でのキッズ向け企画とのコラボを実施したりと、活動の幅を広げた。なお参加者の年齢を限定するイベントとして『子供祭り』に加え、初となる『学生祭り』『over.40祭り』も行った。
ライブ開催に伴い、期間限定でももいろクローバーZ駅となった東武東上線・ふじみ野駅
春には有安杏果の出身地である埼玉県富士見市からの要請で、『ももクロ春の一大事2017 in 富士見市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜』を開催。かつての『春の一大事』は、早見あかりの脱退(11年)・生バンドの導入(13年)・国立競技場での開催(14年)といったように、メンバーにとっての“一大事”であったものが、この年以降は「町おこし」という意味合いでの“一大事”に発展。地方公共団体からのオファーを受け付けて会場を選定し、地域を巻き込む形で笑顔をつなげるというコンセプトが確立された。
本年の『春の一大事』の主役となった有安杏果は、メンバー初となるソロアルバムをリリースし、東名阪ツアーや日本武道館でのライブも実現。
夏には“音楽とスポーツの融合”をテーマとしたシングル「BLAST!」をリリースすると、直後のスタジアムライブもそれに連動。オリンピックを意識した演出で『ももクロ夏のバカ騒ぎ2017 -FIVE THE COLOR Road to 2020- 味の素スタジアム大会』として開催した。
秋には、アコースティックライブ『MTV Unplugged』に、日本人の女性グループとして初めての出演を果たす。2014年以来、生演奏・生歌でセッションを行う音楽番組を続けてきており(坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT)、その実績が評価される形となった。
3年連続となった年越しイベント『ゆく桃くる桃』では「第1回 ももいろ歌合戦」を開催。ももクロ軍とゲストの田中将大軍の対戦形式で、大黒摩季・加山雄三・氣志團・水前寺清子・小林幸子・さだまさしら計16組が出場した。
なおこの年から、2年間かけて47都道府県を巡る『ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」』がスタートした。前年に全国各地で開催したトークイベント『ロケハン』の経験も生かし、各地方の特色を踏まえたトークなどを随所に織り交ぜ、ファンとの距離感が近いツアーを展開。
2018年
結成10周年となるこの年の1月15日、メンバーの有安杏果がグループを卒業し、芸能界を離れることを発表[注釈 8]。有安本人曰く「卒業自体は1年位前から考えていた」とのことだが、発表から卒業までわずか6日間と短期間である理由や、この時期の卒業に至った具体的な理由については明言されなかった。また、メンバー及び運営側の対応があまりにも迅速であった。有安が自身のオフィシャルブログで卒業する旨を綴ってから約4時間後、「情報ライブ ミヤネ屋」にメンバー全員で生出演。ここで有安自身、この先どうするかは決めていないことと、メンバーには年が明ける前に告げていたことが判明した[注釈 9]。
1月21日、『ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~』をもって有安はグループを去った。なお、この模様はインターネットテレビ「AbemaTV」で生中継され、同局音楽部門で史上最多視聴数を記録。
横浜アリーナにて行われた、『ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z! 2018』は、4人体制では初のイベントとなり、新たなパフォーマンスに注目が集まる中、いくつか変更が成されていた[注釈 10]。さらに、日本国外の在住者を対象にした公式ファンクラブ「AE INTERNATIONAL」が発足し、新しいレギュラー番組『Musée du ももクロ ~アートの学びをデザインする~』も放送開始となった。
『春の一大事2018』にて無料でのぞき見ができるエリアが設けられ、ライブ鑑賞に集まる東近江市の住民たち
4月には、新体制では初となるシングル「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」を発売。また、前年に引き続き地方自治体とのコラボレーションとして『春の一大事2018 in 東近江市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜』を滋賀県にて開催。約3万人のファンが小さな街に集結し、観光や飲食などを通じた波及効果も大きかったことから話題となった。
5月には、10周年記念ライブ『10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-』が、結成以来初となる東京ドームにて2日間に渡って開催された。本興行は当初5月23日のみを予定していたがチケット申込が殺到したことから急遽その前日である5月22日に追加公演を行った。このライブでは「Z伝説~終わりなき革命~」の4人ver.となる「Z伝説~ファンファーレは止まらない~」が初披露され、それらの楽曲を収録した初のベストアルバム『MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」』も同日発売。その後5月30日 – 6月4日の5日間には10周年記念展示『ももいろクローバーZ 結成10周年記念展 ~サイリウムが照らす未来~』を東京・松屋銀座にて開催。メンバーお気にいりの衣装や歴代ライブ会場の模型の展示、過去のライブヒストリーに、5月21日・22日に行われたばかりの東京ドーム公演の映像公開など、まさにももクロの10年を振り返る催しとなった。
東京スカイツリーとのコラボ企画『ソラクロ祭』では、メンバーカラー4色のライトアップを実施
6月には東京国際フォーラムにて行われた、『加山雄三 ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL 2018』にゲスト出演。
スターダストプロモーションの女性アイドル部門「スターダストプラネット」に所属するグループ総勢12組78名による合同音楽フェス『夏S』が7月28日、埼玉・メットライフドームにて開催された。目玉企画として「ももクロトリビュート選手権」と題し、「ももクロの結成10周年をお祝いする」というコンセプトのもと各後輩グループがももクロの楽曲を披露し、先輩への愛の強さを競い合う企画が行われた[注釈 11]。
もちろん、主催者のももクロメンバーも当イベントに華を添えた。百田夏菜子はたこやきレインボーの清井咲希と共に『灰とダイヤモンド』をしっとり歌い上げ、玉井詩織は私立恵比寿中学の星名美怜らと共にこの日限定のユニット「KAMOSHIKA」を結成[注釈 12]、ユニット曲『Cat Walk』を披露、佐々木彩夏はオープニングアクトに登場し、各グループからダンスの上手いメンバーを選りぬき佐々木直伝という楽曲『POISON』で会場を暖め、高城れには私立恵比寿中学の中山莉子と共に「立ち位置端っこコンビ」としてwinkの『咲き誇れ愛しさよ』を歌い上げた。
また、グループとしても、ももいろクローバーZと私立恵比寿中学の10人によるスペシャルユニット「玉井詩織 with バカペンギンズ」 [注釈 13]を組み、エビ中楽曲『YELL』で盛り上げたり、インディーズ時代の楽曲『恋するオトメゴコロ』や『冷凍みかん』をサプライズ披露するなど、往年のファンやスターダストファンにとっては、歓喜と懐古が入り交じったイベントとなり、約1万3千人[注釈 14]を大いに沸かせた。
8月4日・5日の二日間、千葉・ZOZOマリンスタジアムにて、恒例の夏ライブ『MomocloMania2018 –Road to 2020-』を開催。本年も「スポーツと音楽の融合」を根底に据え、「2020年開催される東京オリンピックを勝手に応援しよう」という大義が掲げられた。また、今回は新たに「水着席」と「バーベキュー席」が設けられ、前者に関しては初めて水鉄砲演出ありきの一角がお目見えしたことになる。
    8月8日 – 21日、大阪・大丸梅田店にて、『ももいろクローバーZ 結成10周年記念展 ~サイリウムが照らす未来~』を開催
    8月11日、茨城・国営ひたち海浜公園にて、『Rock in Japan Festival 2018』にライブ出演
    9月6日、東京・豊洲PITにて、松崎しげる主宰の『黒フェス2018〜白黒歌合戦〜』にライブ出演
    9月16日、千葉・袖ヶ浦海浜公園にて『氣志團万博2018』にライブ出演
    9月24日 – 10月8日の2週間、ももクロ初のミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』を舞浜アンフィシアターにて上演。演出は『幕が上がる』の監督を務めた本広克行
    12月24日 – 25日の二日間、さいたまスーパーアリーナにて「ももいろクリスマス」を開催。
    12月31日 – 2019年1月1日、パシフィコ横浜国立大ホールにて年越しライブイベント『ゆく桃くる桃 〜第2回 ももいろ歌合戦〜』を開催。
作品
Blu-ray & DVD
    はじめてのももクロ -完全版-(2016年) – 踊る大捜査線シリーズの本広克行が監督を務め、ももいろクローバーZに興味がない人でも楽しめるように制作された、結成から7年間の青春ドキュメンタリー。YouTubeで ダイジェスト版 が公開されている
    ももいろクローバーZ MUSIC VIDEO CLIPS(2016年) – 歴代の全てのミュージックビデオを収録(メンバーのオーディオコメンタリー入り)
    幕が上がる(2015年) – 平田オリザのベストセラー青春小説を、本広克行監督のもと、ももいろクローバーZ主演で映画化。日本アカデミー賞・TSUTAYA映画ファン賞・報知映画賞などを受賞
※こちらも参照:ライブ作品・バラエティ作品・映画作品
アルバム
バトル アンド ロマンス(2011年)
    オリコン週間2位、プラチナディスク認定(25万枚以上50万枚未満)
    メジャーデビューからグループ改名直後までの楽曲を網羅
    CDショップ大賞を受賞(全国の店員が年一度投票、全発売CDから選出)
5TH DIMENSION(2013年)
    オリコン週間1位、プラチナディスク認定(25万枚以上50万枚未満)
    “5次元への進化”をテーマとしたコンセプト・アルバムで、EDM・ヒップホップ・ラテンミュージックなどを幅広く扱う
    読売新聞が2018年に発表した「J-POP平成の名盤30」に入選
AMARANTHUS(2016年)
    オリコン週間2位、ゴールドディスク認定(10万枚以上25万枚未満)
    “起きて見る夢”がテーマで、人が生まれてから死ぬまでを表現した楽曲の並びが特徴。後掲のアルバム『白金の夜明け』と同時発売
白金の夜明け(2016年)
    オリコン週間1位、ゴールドディスク認定(10万枚以上25万枚未満)
    “寝て見る夢”がテーマで、時間軸を超えたパラレルワールドやファンタジーを描く。前掲のアルバム『AMARANTHUS』と同時発売
MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」(2018年)
    オリコン週間1位、ゴールドディスク認定(10万枚以上25万枚未満)
    歴代すべてのシングルやアルバム表題曲、新曲を収録した、グループ初のベストアルバム
    初回限定盤には、結成から10年間の青春ドキュメンタリーBlu-rayが付属
その他のアルバム
    入口のない出口(2013年) – 「ももいろクローバー」時代の楽曲を中心に収録したコンピレーション・アルバム。「あの空へ向かって」「ツヨクツヨク」など音源化されていなかった曲を多数含む
    ブラバンももいろクローバーZ! 〜BRASS AND ROMANCE〜(2014年) – シエナ・ウインド・オーケストラの演奏によるグループ主要曲のサウンドトラック。音楽配信サイトではハイレゾ(CDを超える音質)のバージョンも取り扱っている
    Re: MOMOIRO CLOVER Z(2015年) – ファン投票により選ばれたグループの楽曲をTeddyLoidがリミックス
    MCZ WINTER SONG COLLECTION(2016年) – 歴代のクリスマス限定発売シングルの曲などを収録したコンピレーション・アルバム
    ぐーちょきぱーてぃー ~みんなノリノリー!~/ぐーちょきぱーてぃー ~まいにちノリノリー!~/ぐーちょきぱーてぃー 〜えがおでノリノリー!〜(2017年~) – キッズ向けユニット「ももくろちゃんZ」名義のDVD付きCD。出演するHuluの番組『ぐーちょきぱーてぃー』の音楽をコンパイル
シングル
2011年発売の「労働讃歌」以降のシングルCDには以下の特徴がある。
    編曲において、プログラミング(コンピューターまたはシーケンサーに演奏情報を打ち込み、シンセサイザーやサンプラー、ドラムマシンを演奏させる事)の音が少なくなり、生演奏が主体となっている。
    特典や付録の封入はなく、中身はディスクと歌詞カードだけである。
年 # 収録曲
(表題曲は太字) 備考 歌ネット オリコン
2009
1 ももいろパンチ インディーズデビュー曲 歌詞/動画 23位
MILKY WAY 歌詞/動画
ラフスタイル 歌詞/動画
2 未来へススメ! 歌詞/動画 11位
気分はSuper Girl! 歌詞/動画
2010
1 行くぜっ!怪盗少女 メジャーデビュー曲 歌詞/動画 3位
走れ! ももクロのライブでアガる曲ランキング第1位(2013年調査) 歌詞/動画
2 ピンキージョーンズ ももクロの人気曲ベストランキング第5位(2012年調査) 歌詞/動画 8位
ココ☆ナツ 音楽配信ゴールド認定(10万ダウンロード以上) 歌詞/動画
キミとセカイ 「ももクロくらぶxoxo」リスナー投票第5位(2018年調査) 歌詞/動画
定 きみゆき 歌詞/動画 –
Believe 玉置成実の楽曲のカバー 歌詞/動画
words of the mind -brandnew journey- m.o.v.eの楽曲のカバー 歌詞/動画
最強パレパレード アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の楽曲のカバー 歌詞/動画
2011
3 ミライボウル(両A面) 歌詞/動画 3位
Chai Maxx(両A面) ももクロのライブでアガる曲ランキング第2位(2013年調査) 歌詞/動画
全力少女 ももクロの人気曲ベストランキング第1位(2012年調査) 歌詞/動画
定 あかりんへ贈る歌 –
デコまゆ 炎の最終決戦
4 Z伝説 〜終わりなき革命〜 ももクロの人気曲ベストランキング第4位(2012年調査) 歌詞/動画 5位
5 D’の純情 歌詞/動画 6位
6 労働讃歌 大槻ケンヂ(筋肉少女帯)が作詞 歌詞/動画 7位
サンタさん ももクロミュージックビデオ人気投票第1位(2012年調査) 歌詞/動画
BIONIC CHERRY 歌詞/動画
定 白い風 ベストアルバムへの収録リクエスト投票第9位(2018年調査) 歌詞/動画 –
We are UFI!!! 歌詞/動画
2012
7 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 ももいろクローバーZ名曲ランキング第3位(2013年調査) 歌詞/動画 5位
LOST CHILD 歌詞/動画
DNA狂詩曲 ももいろクローバーZ名曲ランキング第1位(2013年調査)
ベストアルバムへの収録リクエスト投票第1位(2018年調査) 歌詞/動画
8 Z女戦争 やくしまるえつこが作詞作曲 歌詞/動画 3位
PUSH 歌詞/動画
みてみて☆こっちっち 『ポケットモンスター ベストウイッシュ』エンディングテーマ 歌詞/動画
9 サラバ、愛しき悲しみたちよ 布袋寅泰が作曲、ギター演奏。
音楽配信ダブル・プラチナ認定(50万ダウンロード以上) 歌詞/動画 2位
黒い週末 ももクロの好きな歌ランキング第4位(2014年調査) 歌詞/動画
Wee-Tee-Wee-Tee 歌詞/動画
定 僕等のセンチュリー ROLLYが作詞作曲 歌詞/動画 5位
空のカーテン ももいろクローバーZ名曲ランキング第4位(2013年調査) 歌詞/動画
2013
10 GOUNN 第64回NHK紅白歌合戦歌唱曲 歌詞/動画 2位
いつか君が miwaが作詞作曲(作詞はももいろクローバーZとの共作) 歌詞/動画
ももいろ太鼓どどんが節 怒髪天が作詞作曲 歌詞/動画
定 泣いちゃいそう冬(両A面) 広瀬香美が作詞作曲 歌詞/動画 2位
鋼の意志(両A面) 高見沢俊彦(THE ALFEE)が作詞作曲、ギター演奏 歌詞/動画
2014
11 泣いてもいいんだよ 中島みゆきが作詞作曲 歌詞/動画 1位
堂々平和宣言 鎮座DOPENESSが総合プロデュース 歌詞/動画
My Dear Fellow 第65回NHK紅白歌合戦歌唱曲 歌詞/動画
12 MOON PRIDE 『美少女戦士セーラームーンCrystal』オープニングテーマ 歌詞/動画 3位
月虹 『美少女戦士セーラームーンCrystal』エンディングテーマ 歌詞/動画
Moon Revenge 『劇場版美少女戦士セーラームーンR』主題歌のカバー 歌詞/動画
定 一粒の笑顔で…(両A面) 歌詞/動画 7位
Chai Maxx ZERO(両A面) 歌詞/動画
KONOYUBi TOMALe  所ジョージが作詞作曲 歌詞/動画
2015
13 夢の浮世に咲いてみな KISSとのコラボ曲 歌詞/動画 2位
Rock and Roll All Nite KISSの楽曲のカバー 歌詞/動画
SAMURAI SON
14 青春賦 映画『幕が上がる』主題歌 歌詞/動画 4位
走れ! -Z ver.- 歌詞/動画
行く春来る春 歌詞/動画
Link Link ベストアルバムへの収録リクエスト投票第3位(2018年調査) 歌詞/動画
15 『Z』の誓い 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』主題歌 歌詞/動画 4位
ロマンティックこんがらがってる 歌詞/動画
CHA-LA HEAD-CHA-LA 『ドラゴンボールZ』オープニングテーマのカバー 歌詞/動画
信 今宵、ライブの下で 歌詞/動画 –
2016
16 ザ・ゴールデン・ヒストリー 歌詞/動画 2位
DECORATION ファンクラブでのリクエスト投票第1位(2016年調査) 歌詞/動画
Hanabi 歌詞/動画
伸ルカ反ルカ 柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)テーマ曲 歌詞/動画
2017
17 BLAST! 『MTV VMAJ 2017』で「最優秀邦楽グループビデオ賞」を受賞 歌詞/動画 3位
Yum-Yum! 歌詞/動画
何時だって挑戦者 田中将大テーマ曲 歌詞/動画
境界のペンデュラム 歌詞/動画
定 天国の名前(両A面) 阿久悠が作詞(未発表だったものを楽曲化) 歌詞/動画 –
ヘンな期待しちゃ駄目だよ…?♡(両A面) 「ももクロくらぶxoxo」リスナー投票第4位(2018年調査) 歌詞/動画
トリック・オア・ドリーム 歌詞/動画
2018
18 笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜 『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜 』エンディングテーマ 歌詞/動画 4位
チントンシャン! 歌詞/動画
パカッポでGO! 歌詞/動画
その他の楽曲
[表示]
ミュージックビデオ
年 タイトル
2009 ももいろパンチ
未来へススメ!
2010 行くぜっ!怪盗少女
ピンキージョーンズ
ココ☆ナツ LIVE ver.
2011 ミライボウル
Chai Maxx
ももクロ本人が「Chai Maxx」踊ってみた。
Z伝説~終わりなき革命~
Z伝説~終わりなき革命~ LIVE ver.
D’の純情
労働讃歌
サンタさん
2012 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
Z女戦争
PUSH
みてみて☆こっちっち
サラバ、愛しき悲しみたちよ
Wee-Tee-Wee-Tee
2013 Neo STARGATE
BIRTH Ø BIRTH
GOUNN
GOUNN LIVE ver.
2014 泣いてもいいんだよ
泣いてもいいんだよ 父の日ver.
MOON PRIDE
MOON PRIDE LIVE ver.
2015 夢の浮世に咲いてみな
青春賦
青春賦 TRAILER
走れ! -Z ver.-
『Z』の誓い
今宵、ライブの下で
2016 WE ARE BORN
白金の夜明け
マホロバケーション
ザ・ゴールデン・ヒストリー
ザ・ゴールデン・ヒストリー LIVE ver.
DECORATION
2017 ココ☆ナツ LIVE ver.
ワニとシャンプー LIVE ver.
Survival of the Fittest -interlude-
BLAST!
境界のペンデュラム
2018 笑一笑 ~シャオイーシャオ!〜
クローバーとダイヤモンド
天国の名前 LIVE ver.
Re:Story
Re:Story LIVE ver.
あんた飛ばしすぎ!!
天国のでたらめ
GODSPEED
※『ももいろクローバーZ MUSIC VIDEO CLIPS』(2016年、Blu-ray & DVD)に、「ももいろパンチ」から「マホロバケーション」までの全作品を収録(メンバーのオーディオコメンタリー入り)
バラエティ
    ももクロChan〜Momoiro Clover Z Channel〜 シリーズ(Blu-ray & DVD)
    桃色つるべ〜お次の方どうぞ〜 シリーズ(Blu-ray & DVD)
    小中高一貫ももえび学園〜ももいろクローバーの部 其の壱(2010年、DVD)
    小中高一貫ももえび学園〜ももいろクローバーの部 其の弐(2011年、DVD)
    ももクロ団 全力凝縮ディレクターズカット版 Vol.1~5(2012年、Blu-ray & DVD)
    ももクロ団×BOT(2013年、Blu-ray & DVD)
    ももクロ式見学ガイド もも見!!(2013年、Blu-ray)
    ぐーちょきぱーてぃー Blu-ray&DVD① 〜あきちでうたっておどって、じゃんけん「グー!」〜(2017年)
    ぐーちょきぱーてぃー Blu-ray&DVD② 〜あきちでうたっておどって、じゃんけん「チョキ!」〜(2018年)
出演
メンバー個人の出演については、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにを参照
著名な音楽フェス等
    『TOKYO IDOL FESTIVAL』(2010年)
    メタルフェス『LOUD PARK』(2011年)
    アニメフェス『Animelo Summer Live』(2011・2013~2016年)
    さだまさし主宰『The Birthday Party in Masashi Super Arena』(2012年)
    指原莉乃主宰『第一回ゆび祭り〜アイドル臨時総会〜』(2012年)
    ロックフェス『サマーソニック』(2012・2013年)
    『GIRLS’ FACTORY』(2012~2016年)
    『氣志團万博』(2012~2018年)
    ハードロックフェス『Ozzfest Japan』(2013年)
    レディー・ガガ日本公演『LADY GAGA’S artRAVE: the ARTPOP ball』(2014年)
    南こうせつ主宰のフォークフェス『サマーピクニック Love&Peace』(2014年)
    西川貴教主宰『イナズマロックフェス』(2014~2017年)
    VAMPS/HYDE主宰のロックフェス『HALLOWEEN PARTY』(2014~2018年)
    KISS日本公演『The KISS 40th Anniversary World Tour』(2015年)
    松崎しげる主宰『黒フェス 白黒歌合戦』(2015~2018年)
    加山雄三主宰『ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL』(2016~2018年)
    氣志團・VAMPS・10-FEETのフェス交流戦『ザ グレートロックンロール 関ヶ原』(2017年)
    ロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』(2017~2018年)
    アコースティックライブ『MTV Unplugged』(2017年) – 日本人の女性グループとして初の出演
格闘技イベントでのライブパフォーマンス
    『K-1 WORLD GP 2010 FINAL』
    『2011 プロレスLOVE in 両国 vol.13』
    『ボクシングフェス2015』
海外イベントでのライブパフォーマンス
    ドイツ開催『文化庁メディア芸術祭 ドルトムント展 2011』
    マレーシア開催『HARI BELIA NEGARA 2012』
    フランス開催『Japan Expo 2012』
    ロサンゼルス開催『Anime Expo 2015』
    ベトナム開催『さくら祭り2016』
    上海開催『Bilibili Macro Link 2016』
テレビ
    現在のレギュラー番組
        ももクロChan〜Momoiro Clover Z Channel〜(2010年11月26日 – 、テレ朝動画、2013年4月2日深夜 – 、テレビ朝日)
        ももいろクローバーまる裸バラエティ 別冊ももクロChan(2011年1月8日・5月5日 – 、テレ朝チャンネル)
        坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT(2014年9月18日 – 、フジテレビNEXT)
        桃色つるべ〜お次の方どうぞ〜(2015年1月13日 – 、関西テレビ)
        ぐーちょきぱーてぃー(2017年2月24日 – 、Hulu)-「ももくろちゃんZ」名義
        Musée du ももクロ ~アートの学びをデザインする~(2018年2月15日 – 、テレ朝動画)
        Fの遺伝子(2018年11月3日 – 、テレビバ【日テレ公式】)
    過去のレギュラー番組
        スタ☆どん(2009年9月17日 – 2010年3月17日、エンタ!371)
        小中高一貫 ももえび学園(2010年7月18日 – 2011年4月、エンタ!371)
        アイドルちん(2010年10月9日深夜 – 2011年1月22日深夜、日本テレビ)
        すたもも丼〜いただきやすっ!(2011年1月9日 – 4月10日、AT-X)
        ももクロ式見学ガイド もも見!!(2011年11月20日 – 2012年10月26日、テレ朝チャンネル)
        ももクロ団(2012年1月16日深夜 – 9月19日深夜、TBSテレビ) – 『カイモノラボ』内の1コーナー
        ももクロ団×BOT(2012年9月24日深夜 – 12月27日深夜、TBSテレビ) – 上記から衣替えし、有安・高城のみ出演
        青山ワンセグ開発(2012年4月5日深夜 – 2013年3月21日深夜、Eテレ) – 交代で、各回数名が司会進行
    ドラマ
        クリスマスドラマ 天使とジャンプ(2013年放送、Blu-ray & DVD発売、NHK総合) – Twinkle5役
        悪夢ちゃん スペシャルドラマ(2014年放送、Blu-ray & DVD発売、日本テレビ) – 本人役
        伝七捕物帳 第2話(2016年放送、NHK BSプレミアム) – 時代劇初出演
    アニメ
        ヨスガノソラ 第2話(2010年放送、AT-X) – 女子生徒役
    テレビCM
        セガ『東京ジョイポリス』(2011年)
        味の素『クノール® カップスープ』「みんなでひたパン!編」(2011年)
        桃屋
            『きざみしょうが』「まずはそのまま編」(2012年)
            『きざみにんにく』「きざみにんにく まずはひとくち編」(2012年)
            『キムチの素』「ももクロキムチ鍋編」(2012年)
            『唐がらしのり』「カライ盗ルパン編」(2012年)
        ロッテ
            『爽』「ももクロ篇」「長友 春篇(長友佑都と共演)」「がんばれ!ニッポン!夏篇(長友佑都、澤穂希、宮間あやと共演)」(2012年)「バニラと氷篇」(2013年)
            『Fit’s』「道路工事編(佐々木希、渡辺直美と共演)」(2012年)
        サントリーフーズ
            『ペプシブラック』「MY FIRST BLACK編」(2012年)
            『ペプシスペシャル』「キャンペーン編」「恐竜たち特保でZERO編」(2013年)
        タカラトミー『ファービー』「ももクロファービー編」(2012年)
        ファミリーマート
            『チキン関連商品』「ももクロチキンダンス篇」(2012年)
            『ファミマの夏×ももクロの夏 ラブラブギラギラ 夏祭りキャンペーン』「BON☆DANCE編」(2013年)
        スカパー!『スカパー!セレクト5』「スカパー!セレクト5登場篇」(2014年)
        参天製薬『サンテ×ももクロ ニッポンきたぁ大作戦』「登場編」 「解決編」「大作戦編」(2014年)
        NHN PlayArt『comico』「マンガを再発明編」「わたしの一推し編」「comicoランド コースター編」「comicoランド ホラー編」(2014年)「ニューイヤー編」(2015年)
        米久『御殿場高原あらびきポーク』(2015年・2016年)
        イオンモール(2015年) – 『幕が上がる』とのコラボCM
        スズキ
            『ハスラー』「コラージュ編」「わくわく広がれ編」(2015年)「ワクワクがずらり編」(2016年)「ぴたっ!と安全編」(2017年)「ワンダラー 旅Stories編」(2018年)
            『初売りカーニバル』「ももクロサンバ編」(2015年)
            『大決算カーニバル』『大試乗カーニバル』『愛車無料点検』(ソリオ以外のCMの最後に放映、2016年)
            『スズキ 初売り祭』「初売り祭編」(2017年)
            『乗れば納得!スズキ大試乗まつり』(スイフト以外のCMの最後に放映しソリオのCMは声のみ、2017年)
            『初売りオンパレード』『愛車無料点検』(2018年)
        宝くじ「ハロウィンジャンボ宝くじ」(2017年、役所広司と共演)
        タマホーム
            『20周年ハッピーソング』「ももいろクローバーZ篇」(2018年)
            『ハッピーソング』「ももいろクローバーZ篇 祭りver」(2018年)
ラジオ
    現在のレギュラー番組
        ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo(2012年4月8日 – 、ニッポン放送)
        ももいろクローバーZのSUZUKI ハッピー・クローバー!(2015年12月6日 – 、TOKYO FM)
        高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!(2016年10月1日 – 、文化放送)- メインパーソナリティを高城が務め、その他のメンバーは月替わりでゲスト出演。
    過去のレギュラー番組
        Music Wire 〜ももクロちゃんのLET’S LISTENING TIME!〜(2010年6月4日・11日・18日・25日、FM FUJI)
        ももいろクローバーの毎日ももチャンネル!(2010年10月4日 – 2010年12月31日 超!A&G+)
        週末ヒロインももいろクローバーZの世界のももクロNO.1(2011年7月4日 – 9月5日、STAR digio)
        ももいろクローバーZのオールナイトスッポン(2016年6月6日 – 6月11日、スッポン放送)- ニンテンドー3DSソフト「大合奏!バンドブラザーズP」ゲーム内で聴取可能だった。ニッポン放送が制作。
    単発の冠番組
        ももいろクローバーZのオールナイトニッポンR(2011年、ニッポン放送)
        ももいろクローバーZのオールナイトニッポン(2012年・2014年・2016年・2017年、ニッポン放送)
        事務所に推され隊のオールナイトニッポンR(2015年、ニッポン放送)
映画
    シロメ(2010年公開、DVD発売)
    市民ポリス69(2011年公開、DVD発売)
    NINIFUNI(2011年公開、DVD発売)
    ももドラ momo+dra(2012年公開、Blu-ray & DVD発売)
    幕が上がる(2015年公開、Blu-ray & DVD発売) – 後に舞台化
    曇天に笑う(2018年公開、Blu-ray & DVD発売) – 友情出演
特記事項
    チケットの転売を防ぐため、グループが主催する全てのライブにおいて、購入者本人が来場しているかどうかの確認が厳密に行われている。来場者は写真付きの公的な身分証明書の提示が必須となっており、大規模ライブの際にはNECの顔認証システム「NeoFace」も活用されている(2014年から)。ファンクラブ会員はチケット購入時に顔写真を登録、会場入り口で顔認証しチケットを発券、その時点で初めて座席がわかる流れとなっており、エンタテインメントの入場管理においては世界で初めて導入したシステムである。チケットを買ったものの都合がつかなくなった場合には、主催者が仲介する「マッチングシステム」を通じて、希望者へ定価で譲渡することができる。
    初期メンバーだった高井つき奈が日本舞踊を特技としていたこともあり、グループとして「和」のコンセプトを掲げている。特に初期においては和服・浴衣といった衣装が特徴的で、楽曲に関してもアレンジに和楽器を取り入れたものが多くあった。その後も、神道や仏教をモチーフにした楽曲・演出を取り入れている。また、昭和を代表する松崎しげるや南こうせつといった人物とも親交が深く、しばしばゲストとしてライブに招く。
    スターダストプロモーションの3B juniorという部門から誕生し、現在ではSTARDUST PLANET(通称スタプラ)という部門に属している。同じくスタプラに属する妹分グループ(私立恵比寿中学、TEAM SHACHI、たこやきレインボー、ばってん少女隊など)だけでなく、弟分として超特急やDISH//などの男性グループが所属するEBiDANというプロジェクトもある。非公式の振りコピグループやカバーバンド(鉄色クローンXなど)も多数存在する。
    「週末ヒロイン」というキャッチコピーは川上アキラが考え、当初のグループ名「ももいろクローバー」は百田夏菜子の母親の発案。Zの命名については、「心機一転進化した感じにしたい」ということから所属レコード会社の宮本純乃介によってZを付けることが提案され、川上アキラも「マジンガーZみたいでいいじゃん」と賛同した。
    Zの文字を宙に書いて指を突き出すポーズ(通称 Zポーズ)は、マジンガーZテーマソングの歌い手で知られる水木一郎から直伝されたものである。その際に水木はZの意味として、アルファベットの最後の文字なので“究極”や“無限”を表し、Aに戻ることができるため“初心に帰る”意味もあると本人たちに説明をした。
    ファンクラブの名称である“ANGEL EYES”は、2000年ごろに事務所が行っていた若手育成プロジェクトの名前が由来である。レッスン生たちに歌や踊りを披露する場を設ける意図があり、スターダストプロモーションにおけるアイドル育成の原点と言える。なお2015年にできたファンクラブソング「天使の瞳(ANGEL EYES)」は、作曲をキダ・タローが担当、作詞はファンクラブ会員から公募したものをメンバーが繋ぎ合わせて完成した。
駅名表示が「西鉄紫駅だZ!」となっている西鉄紫駅
    九州でライブがある際は、西日本鉄道が「毎日トレイン にしてつ電車だZ」というラッピング電車を走らせたり(西鉄3000形電車)、紫駅の駅舎看板を「西鉄紫駅だZ」とアレンジしたりする。
主なスタッフ
    藤下良司(スターダストプロモーション代表取締役社長) – 姉妹グループ・私立恵比寿中学の「理事長」としても知られる。従兄弟はTHE ALFEEの坂崎幸之助
    川上アキラ (スターダストプロモーション執行役員) – 結成以来マネージャーながら、運営面での最高責任者の役割を果たしてきた(2015年春の異動で、正式にプロデューサーの肩書きとなったが、マネージャーも兼任している)
    佐々木敦規(FILM Design Works) – 主要なライブの総合演出を担当。また、ライブBlu-ray & DVDや『ももクロChan〜Momoiro Clover Z Channel〜』の演出も行う
    宮本純乃介(キングレコード) – グループが所属するレーベル「EVIL LINE RECORDS」の最高責任者であり、A&Rチーフディレクターとして楽曲製作を指揮する。改名後のグループ名、ももいろクローバーZの発案者でもある
    石川ゆみ(スターダストプロモーション) – 振付師で、結成時からグループの曲すべてを担当(2018年からは別の振付師も加わった)
    岡田実音 – ボイストレーナーの1人
    佐藤守道(スターダスト音楽出版) – 音楽の方向性を司るA&R担当。かつてHMV渋谷店の副店長をしており、当時無名だったももクロの特集コーナーを設けた縁もあり、店舗閉店にともない事務所にスカウトされた
    高橋文彦(H.I.P.) – コンサートの制作・運営会社の担当者(ももクロに関しては2015年まで)で、国立競技場をライブ会場としておさえた立役者でもある。2015年に行われたライブシリーズ『月刊TAKAHASHI』の由来はこの人物の名前
    古屋智美(スターダストプロモーション) – マネージャーであり、川上アキラとともに結成時から現場の運営にあたってきた。2015年からは妹分グループのチーフマネージャーも兼任
マスコットキャラクター
    ももたん – 桃の形をしていて、目がク、口がろの字
    ももりこぶた – ブタのぬいぐるみ。Twitterにて同名のアカウントで情報発信している。名前の由来は、「中の人」である大森亜希(スターダストプロモーション)とももクロ、イベリコ豚の掛け合わせ
    ベアダー – 「Z伝説 〜終わりなき革命〜」の舞台装置として、百田夏菜子が着用する熊のマスコット。ビッグバン・ベイダーのコスチュームのオマージュ
主な派生ユニット
    卒業したメンバーも含め、持ち歌が存在するユニットのみ記載
ももたまい
    (百田夏菜子+玉井詩織)
    持ち歌は「シングルベッドはせまいのです」「Ring the Bell」など。グループの中でも特に親密な仲であることから、2人が結婚するというシチュエーションで『ももたまい婚(コン)』というタイトルのコンサートも行ったことがある。
事務所に推され隊
    (有安杏果+高城れに)
    持ち歌は「事務所にもっと推され隊」。日頃から他のメンバーに比べ所属事務所に推されていないと感じている2人で結成したという、いわゆる“自虐ネタ”に由来するユニット名である。
デコまゆ
    (百田夏菜子+早見あかり)
    持ち歌は「デコまゆ 炎の最終決戦」。2人の身体的特徴がユニット名の由来(おデコが広い=百田、まゆげが太い=早見)。
山形
    (佐々木彩夏+高城れに)
    “さくらんぼ”をテーマとしたユニットであるが、持ち歌は「私のアメリカンチェリー」。
マス寿司三人前
    (玉井詩織+有安杏果+高城れに)
    北陸地方での巡業の際に現地で食べたマス寿司で食あたりを起こしたメンバー3人で結成(偶然にも、百田夏菜子と佐々木彩夏は無事だった模様)。同名義でピコ太郎(古坂大魔王)主宰の「ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館」にゲスト出演を果たした。
関連書籍
    ドキュメント
        『Quick Japan Special Issue ももいろクローバーZ 〜The Legend〜 2008-2013』- ISBN 978-4778313722
        『Quick Japan Special Issue ももいろクローバーZ 〜Compass of the dream〜 2013-2014』- ISBN 978-4778314071
        『Momoiro Clover Z 10th Anniversary Book I CHAOS』(2018年)- ISBN 978-4022586995
        『Momoiro Clover Z 10th Anniversary Book II COSMOS』(2018年)- ISBN 978-4022587008
    関係者のエッセイ
        川上アキラ(マネージャー)『ももクロ流 5人へ伝えたこと 5人から教わったこと』(2014年)- ISBN 978-4822275792
        川上アキラ(プロデューサー兼マネージャー)『ももクロ道 5人とともに目指す先』(2016年)-ISBN 978-4822238636
        川上アキラ(プロデューサー兼マネージャー)『ももクロ改 4人と新たに目指す未来』(2018年)-ISBN 978-4822256838
        小島和宏『ももクロ活字録 ももいろクローバーZ 公式記者追っかけレポート2011-2013』- ISBN 978-4906953325
        小島和宏『ももクロ見聞録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイドレポート2013-2015』- ISBN 978-4861919992
        小島和宏『ももクロ吟遊録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイドレポート2015-2016』- ISBN 978-4778315436
        小島和宏『ももクロ独創録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイドレポート2016-2017』- ISBN 978-4198644284
        小島和宏『ももクロ導夢録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイドレポート2017-2018』- ISBN 978-4022515612
        石川ゆみ(振付師)『みんな、いつか個性に変わる欠点を持っている』(2015年)- ISBN 978-4800240095
    評論
        安西信一(東京大学准教授)『ももクロの美学〈わけのわからなさ〉の秘密』(2013年)- ISBN 978-4331516997
        清家竜介(早稲田大学助教)・桐原永叔(『IT批評』編集長)『ももクロ論 水着と棘のコントラディクション』(2013年)- ISBN 978-4408593999
        堀埜浩二(音楽評論家)『ももクロを聴け! ももいろクローバーZ 10周年 全193曲 コンプリート解説』(2018年)- ISBN 978-4990880156
        吉池陽一『ももいろクローバーZ最強伝説☆ 行くぜっ! ももクロ全力エピソードBOOK』(2012年) – 路上ライブ時代からのファンが執筆。ISBN 978-4884697457
    対談
        所十三(漫画家)・小島和宏(公式記者)『ももクロ画談録』(2016年)- ISBN 978-4864940993
        所十三(漫画家)・小島和宏(公式記者)『ももクロ無限ロード ~ももクロ画談録2~』(2017年)- ISBN 978-4864941693
        小島和宏(公式記者)『ももクロ×プロレス』(2016年) – メンバー5人とプロレスラー5人の対談など。ISBN 978-4847095122
    楽譜
        『バンドスコア ももいろクローバーZ セレクション』(ヤマハミュージックメディア)
        「ブラバン!ももクロ」シリーズ(ロケットミュージック)
    漫画

        『ももプロZ』 – 小城徹也による公式コミック

 

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