トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)さんプロフィール

トミー・リー・ジョーンズさんについて調べました。

 

トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones, 1946年9月15日 – )は、アメリカ合衆国の俳優。様々な作品で活躍する名優。本人自身が大の親日家であり、日本でも人気が高い。1993年の『逃亡者』でアカデミー助演男優賞を受賞した。

 

トミー・リー・ジョーンズ
Tommy Lee Jones
生年月日 1946年9月15日(72歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国テキサス州
職業 俳優映画監督映画プロデューサー
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1968年
活動内容 1993年アカデミー助演男優賞受賞
配偶者 ケイト・ラドナー(1971年 – 1978年)
キンバリー・クロフリー(1981年 – 1996年)
ドーン・ローレル(2001年 – 現在)
主な作品
JFK』『沈黙の戦艦
逃亡者』『依頼人
バットマン フォーエヴァー
メン・イン・ブラック』シリーズ
ノーカントリー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
リンカーン
ジェイソン・ボーン
備考
『宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ』

 

来歴

テキサス州出身。父親は油田で働き、母親は警察官。

高校卒業後、家計を助けるために父親の働く油田会社に就職。傍ら寝る間も惜しんで独学で勉強し、1年後、奨学金でハーバード大学英米文学部に進学。この時点の夢は文学と演劇の教師になることで、大学では演劇部に所属していた。因みに寮のルームメイトに後の副大統領となるアル・ゴアがいた。

文学と演劇を教える教師を目指していたが、次第に舞台に立つ事を夢見るようになる。大学卒業後、ブロードウェイに憧れてマンハッタンへと出る。そこでは小さな食堂で皿洗いの仕事をしながら、稽古に励んだ。そんなときに友人と受けた映画のオーディションに合格し、1970年『ある愛の詩』で映画デビューした。しかし、同映画の製作元パラマウント映画の上層部から「顔つきがキツい」とクレームがつき、映画自体は大ヒットしたものの苦い映画デビューとなった。

その後はしばらく役に恵まれず、下積みが長く続き、『ある愛の詩』の次の出演作は『ライフ・スタディ』という低予算作品だった。同作まで3年間、映画の仕事がなく、その間は最初の妻であるジャーナリスト、ケイト・ラードナー(リング・ラードナーの孫)に養ってもらっていた。

1980年代はテレビ出演が主で、映画は出演しても脇役だった。しかし『JFK』や『沈黙の戦艦』出演の頃から注目されるようになる。1993年の『逃亡者』ではハリソン・フォード演じるキンブル医師を追い詰める捜査官役でアカデミー助演男優賞を受賞した。以降、主演作品に恵まれるようになる。2005年には自身が監督・プロデュース・出演した『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞。

1997年、『メン・イン・ブラック』のK役に抜擢される。監督によると「彼は大真面目に演じていてもどこかコミカルだ」ったのが決め手とのこと。このことについて本人は不本意だったというが、映画は続編が作られるほどのヒットを記録し、Kははまり役の一つとなった。また同役は映画の公開から数年を経て、缶コーヒーBOSSのCMにおいて本人出演でパロディ化された。その経緯は後述の通り。

1999年、京都の老舗で日本屈指の宿である俵屋旅館が火事になったとき、偶然宿泊していた。鎮火後、「火事が消えたのならあの部屋に戻りたい」と言い、周囲を困惑させたとする逸話がある。

2006年4月からは日本国内においてサントリー缶コーヒーBOSSレインボーマウンテンのCM「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」に出演。毎回日本の様々な職業に潜入するというストーリーで、2015年4月現在、10年目を迎える長寿CMシリーズとして定着している。

2011年4月からはサントリーグループによる東北地方太平洋沖地震復興支援として、坂本九のヒット曲である「上を向いて歩こう」・「見上げてごらん夜の星を」の両曲を同社グループのCM出演者総勢71名がリレー方式で歌う企業イメージCMにも出演。歌声も披露している。

2012年8月からは、「BOSSコーヒー20周年」とソフトバンクモバイルの「プラチナバンド開始」の共同キャンペーンの一環として、「宇宙人ジョーンズ」と「白戸家」両シリーズのコラボレーションCMにも出演している。

出演作品のテレビ放送やDVDなどの日本語吹き替えは、主に菅生隆之、小林清志、池田勝、谷口節等が担当。先述のCMでは谷口が声を担当していたが没後は映画吹き替えが多い菅生隆之がCMも担当している。
人物
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2012年、『メン・イン・ブラック3』のプロモーションワールドツアーで、唯一、日本だけに参加し、「私は本当に日本が大好きで、日本に来るのはいつも幸せ。本当に美しい国ですし、私にとっては第二の故郷。ファンがいるということはあまり意識していませんが、こうやってみなさんにお会いでき、本当に嬉しく思います」と、自らの日本好きを語っている。また2013年にも『終戦のエンペラー』のプロモーションで来日。歌舞伎座を訪問し、「10年来の歌舞伎のファンだ」と語った。娘の為に集めているという浮世絵も趣味としており、月岡芳年の月百姿を34作まで収集しているという。好物の日本料理は「鮎の塩焼き」。
主な出演作品
公開年 邦題
原題 役名 備考
1970 ある愛の詩
Love Story ハンク
1975 トミー・リー・ジョーンズのホロスコープ
Eliza’s Horoscope トミー・リー
1976 チャーリーズ・エンジェル/ぶどう園乗っ取り殺人事件
Charlie’s Angels テレビ映画
激突39台!史上最大の自動車事故/ハイウェイ・パニック
Smash-Up On Interstate 5 テレビ映画
ジャクソン・ジェイル
Jackson Country Jail
1977 ハワード・ヒューズ物語
The Amazing Howard Hughes ハワード・ヒューズ テレビ映画
ローリング・サンダー
Rolling Thunder ジョニー・ヴォーデン
1978 ベッツィー
The Betsy アンジェロ
アイズ
Eyes of Laura Mars ジョン・ネヴィル
1980 歌え!ロレッタ愛のために
Coal Miner’s Daughter ドゥーリトル・リン
1981 死刑執行人
The Executioner’s Song ゲイリー テレビ映画
1983 キャプテン・ブーリーの大冒険
NATE AND HAYES ブーリー・ヘイズ 日本未公開
1985 ニューヨーク・コマンドー/セントラルパーク市街戦
The Park is Mine ミッチ 日本未公開
1986 ブラックライダー
Black Moon Rising クイント
1987 ビッグタウン
The Big Town ジョージ・コール
1988 ストーミー・マンディ
Stormy Monday コズモ
1989 背徳の罠/死者のメッセージ
Broken Vows ペーター 日本未公開
ロンサム・ダブ
Lonesome Dove ウッドロウ テレビ映画
ザ・パッケージ/暴かれた陰謀
The Package トーマス
1990 アパッチ
Fire Birds ブラッド・リトル
1991 JFK
JFK クレイ・ショー アカデミー助演男優賞ノミネート
英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート
1992 沈黙の戦艦
Under Siege ウィリアム・ストラニクス
1993 心の扉
House of Cards ジェイク・ビアランダー
逃亡者
The Fugitive サミュエル・ジェラード アカデミー助演男優賞受賞
ゴールデングローブ賞 助演男優賞受賞
天と地
Heaven & Earth スティーブ・バトラー
1994 ワイルド・メン
The Good Old Boys ヒューイ・キャロウェイ テレビ映画
製作・脚本兼任
ブローン・アウェイ/復讐の序曲
Blown Away ギャリティ
ザ・クライアント 依頼人
The Client ロイ・フォルトリッグ
ナチュラル・ボーン・キラーズ
Natural Born Killers ドワイト・マクラスキー
ブルースカイ
Blue Sky ハンク・マーシャル
1995 バットマン フォーエヴァー
Batman Forever ハーヴェイ・デント / トゥーフェイス
タイ・カップ
Cobb タイ・カッブ
1997 ボルケーノ
Volcano マイク・ローク
メン・イン・ブラック
Men in Black エージェントK
1998 追跡者
U.S. Marshals サミュエル・ジェラード 『逃亡者』のスピンオフ作品
スモール・ソルジャーズ
Small Soldiers 声の出演
1999 ダブル・ジョパディー
Double Jeopardy トラヴィス
2000 英雄の条件
Rules of Engagement ヘイズ・ホッジス
スペース・カウボーイ
Space Cowboys ホーク・ホーキンズ
2002 メン・イン・ブラック2
Men in Black II エージェントK
2003 ハンテッド
The Hunted L.T.
ミッシング
The Missing サミュエル・ジョーンズ
2005 チアガール VS テキサスコップ
Man of the House ローランド・シャープ 日本未公開
製作総指揮兼任
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
The Three Burials of Melquiades Estrada ピート・パーキンズ カンヌ国際映画祭 男優賞受賞
監督・製作
2006 今宵、フィッツジェラルド劇場で
A Prairie Home Companion アックスマン
2007 ノーカントリー
No Country for Old Men エド・トム・ベル 英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート
告発のとき
In the Valley of Elah ハンク・ディアフィールド アカデミー主演男優賞ノミネート
2009 エレクトリック・ミスト 霧の捜査線
In the Electric Mist デイヴ・ロビショー 日本未公開
2010 カンパニー・メン
The Company Men ジーン・マクラリー
2011 The Sunset Limited 監督兼任
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
Captain America: The First Avenger チェスター・フィリップス大佐
2012 メン・イン・ブラック3
Men in Black III エージェントK
31年目の夫婦げんか
Hope Springs アーノルド・ソームズ
終戦のエンペラー
Emperor ダグラス・マッカーサー
リンカーン
Lincoln タデウス・スティーブンス
2013 マラヴィータ
The Family / Malavita ロバート・スタンスフィールドFBI捜査官
2014 ミッション・ワイルド
The Homesman ジョージ・ブリッグス 監督・脚本・製作総指揮兼任
2016 メカニック:ワールドミッション
Mechanic: Resurrection マックス・アダムス
ジェイソン・ボーン
Jason Bourne ロバート・デューイ
クリミナル 2人の記憶を持つ男
Criminal フランクス医師
2017 ベスト・バディ
Just Getting Started レオ
2019 アド・アストラ
Ad Astra クリフォード・マクブライド
主な受賞

アカデミー賞
1993年度 助演男優賞 『逃亡者』
カンヌ国際映画祭
2005年度 男優賞 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
ゴールデングローブ賞
1993年度 助演男優賞 『逃亡者』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
1993年度 助演男優賞 『逃亡者』
シカゴ映画批評家協会賞
1993年度 助演男優賞 『逃亡者』
MTVムービー・アワード
1994年度 コンビ賞 『逃亡者』(ハリソン・フォードと共に)

 

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